日本航空電子工業は、スマート衣料(衣服タイプのウエアラブル機器)に向けたコネクター「RK01シリーズ」を開発し、販売を始めた(ニュースリリース)。スマート衣料向けの洗濯試験(JIS L 1930(C4G)試験)をクリア可能で、家庭用洗濯機で洗えるとする。

新製品が応用されるスマート衣料のイメージ
新製品が応用されるスマート衣料のイメージ
(出典:日本航空電子工業)
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新製品の例
新製品の例
(出典:日本航空電子工業)
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 導電性を備えた布地(いわゆる、スマートテキスタイル)を使った衣料品に、各種センサーなどを取り付けたスマート衣料への応用を想定する。布地に固定する側の部品と、センシング信号/データを送るトランスミッター側の部品からなる。センシング動作させる際は、両部品を結合する。洗濯や電池交換の際は、衣服からトランスミッターを外す。スマート衣料には、布地に固定する部品が付いたままだが、その状態で家庭用洗濯機で洗うことができる。

 同社の独自構造によりコネクターが複数極数の場合でも、1アクションで容易にトランスミッターが着脱できる。また、アパレル製品で広く普及しているスナップ・ボタン・タイプにしたため、扱いやすいとする。さらに、コンタクトの接触面積を最適化することにより、従来のスナップ・ボタン・タイプでは困難だった高い接触信頼性を実現したという。これにより、心電、筋電、呼吸、生体インピーダンス、モーションなどを安定して測定できるとする。

新製品の構成
新製品の構成
センシング信号/データを送るトランスミッター側の部品と、布地に固定する側の部品とからなる。前者はレセプタクルコンタクトをプリント基板に表面実装する。後者に関しては、汎用部品とカスタム部品の組み合せにより、多様な布地素材や極数ごとに対応できるという。(出典:日本航空電子工業)
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スマートテキスタイル側の組み立て例
スマートテキスタイル側の組み立て例
(出典:日本航空電子工業)
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 汎用コンタクトとカスタムインシュレーターを組み合わせることで、顧客が所望するスマートテキスタイルや極数に合わせたカスタマイズができる。コネクターの極数は2つから、顧客の要望に応じて選べる。使用温度範囲は-20~+50℃。接触抵抗の初期値は1Ω以下、試験後は5Ω以下。着脱寿命は500回とする。

寸法の例
寸法の例
(出典:日本航空電子工業)
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