米アマゾン・ウェブ・サービス(Amazon Web Services)が運営するクラウドサービス「Amazon Web Services(AWS)」の東京リージョンで、2020年4月20日午後7時ごろから午後11時ごろにかけて大規模な障害が発生した模様だ。一部のオンラインゲームやコールセンターなどが影響を受け緊急メンテナンスなどを実施した。
AWSが公開しているサービス状況のページ(Service Health Dashboard)によると、障害は東京リージョンの「Amazon CloudWatch」「Amazon Simple Queue Service」「AWS CloudFormation」「AWS Lambda」の4サービスで発生した。処理のエラーが増加したり、遅延が発生したりする症状を報告している。
AWS障害の影響で、パソコン販売店の「ドスパラ」を運営するサードウェーブは2020年4月21日、電話サポートがつながりにくくなる現象が同年4月20日に発生していたと公表。マイネットゲームスが提供するオンラインゲーム「ファルキューレの紋章」ではAWS障害の影響で同年4月20日に緊急メンテナンスを実施した。
関連性は明確になっていないが、2020年4月20日夜に一部のキャッシュレス決済サービスで利用しにくくなる現象も発生していた。広範なサービスに影響した可能性がある。