パーソルホールディングスとランサーズの共同出資会社であるシェアフルは2020年4月30日、繁忙期の人手不足に悩む農家と空いた時間に働きたい求職者をマッチングするサービスを始めたと発表した。山梨県で農業支援サービスを手掛けるFARMERS AGENCYと協業し、同社の契約農家で発生した作業と、同社のマッチングサービスに登録した求職者を引き合わせる。
シェアフルは短期間・短時間の仕事に特化したマッチングサービス「シェアフル」を運営しており、農業分野のマッチングも同サービス内で実施する。求職者がシェアフルのアプリで働きたい時間を登録すると、マッチングが可能な仕事が表示される。農家は条件に合う人材をアプリから採用できる。仕事内容は苗を田畑に植える定植のほか、草むしり、収穫、梱包などを想定している。
シェアフルは2019年1月の設立で、これまでオフィスワークや接客業、運送業などの領域で単発の仕事と隙間時間を活用したい利用者のマッチングサービスを展開している。農業分野は人手不足の傾向が続いていることを踏まえ、FARMERS AGENCYとの協業により農業分野へサービスを広げる。