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 NTTと全日本・食学会、立命館大学は2020年5月12日、最新のデジタル技術を活用し、様々な人にとってのおいしさの解明や、いわゆるアフターコロナ時代を見据えた飲食業界の新たな価値創造に向けた取り組みなどの検討を開始することで合意したと発表した。

 NTTと食学会、立命館の3者は、食を人間の面から解明し、食文化を継承・発展させることなどによる、食を通じたウェルビーイング(人が身体的、精神的、社会的に良好な状態であること)の実現に取り組む。まず取り組むテーマとして、「食のデジタルアーカイブ化」と「おいしさの解明」を挙げる。

 食のデジタルアーカイブ化では、料理そのものや、料理をおいしく食べた体験および思い出を完全に再現するとともに、新たな創作の発想を促進できるデジタルアーカイブの実現を目指す。料理の再現などに必要な事柄を明らかにした後に記録し、モデル化して提示できるようにする。

 おいしさの解明については、「おいしさを形成する要因およびそれらの関係性」と「おいしさの個人差を生み出す要因」の2つの観点から取り組む。様々な人がおいしさを感じられる食体験の実現を目指す。

 3者は今回の取り組みを、食文化の継承・発展や、おいしさの解明に向けた第一歩と位置付ける。先行的に、食学会所属のプロの料理人の一部のレシピを公開して、調理した料理のおいしさや、調理方法などを体感できるようにし、外出自粛の生活を楽しめるような取り組みを行う予定。

 将来的には、おいしさと健康との関係性解明にもテーマを拡大し、健康の観点を盛り込んだ形での食を通じたウェルビーイングの実現も目指す。