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 米Littelfuse(リテルヒューズ)は、Liイオン2次電池に向けた保護素子「ITVシリーズ」を発売した(ニュースリリース)。3端子構成の素子で、表面実装する。2個のヒューズを内蔵しており、そのすぐ下部にヒーターを埋め込んだ。充電制御ICやMOSFETなどを使って過電流や過電圧(過充電)といった異常事態を検出すると、充電制御ICからこの保護素子のヒーターを加熱する電力が供給されてヒューズを溶断する仕組みである。電動工具やロボット、電動バイク、電動スクーター、無停電電源装置(UPS)、トランシーバーなどに搭載するLiイオン/Liポリマー2次電池パックへの搭載に向ける。

Liイオン2次電池に向けた表面実装対応保護素子
Liイオン2次電池に向けた表面実装対応保護素子
実装面積が4.0mm×3.0mmの「ITV4030 12Aシリーズ」である。Littelfuseの写真
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 定格電流や外形寸法などが異なる5品種を用意した。
定格電流が12Aで実装面積が4.0mm×3.0mmの「ITV4030 12Aシリーズ」、定格電流が15Aで実装面積が4.0mm×3.0mmの「ITV4030 15Aシリーズ」、定格電流が30Aで実装面積が5.4mm×3.2mmの「ITV5432 30Aシリーズ」、定格電流が30Aで実装面積が9.5mm×5.0mmの「ITV9550 30Aシリーズ」、定格電流が45Aで実装面積が9.5mm×5.0mmの「ITV9550 45Aシリーズ」である。それぞれの品種の中に、異なる電池セルの直列接続数に対応するために溶断電圧(作動電圧、VOP)が異なる複数の製品を用意している。

 例えば、ITV4030 12Aシリーズでは、作動電圧が異なる4製品を用意した。溶断電圧が+3.0〜4.5V(1セル向け)の「ITV4030L0412」、溶断電圧が+4.0〜4.9V(2セル直列向け)の「ITV4030L0812」、溶断電圧が+7.4〜13.8V(3セル直列向け)の「ITV4030L1212」、溶断電圧が+10.5〜19.6Vの「ITV4030L1412」である。4製品いずれも、最大電圧は+36V、溶断電流(IBREAK)は50A。ヒーターの抵抗値は、ITV4030L0412が0.6〜1.5Ω、ITV4030L0812が2.0〜3.2Ω、ITV4030L1212が5.7〜9.9Ω、ITV4030L1412が11.2〜20.0Ω。ヒューズの抵抗値はいずれの製品も1.5m〜3.5mΩ。動作温度範囲は−10〜+65℃である。

 すでに全製品の量産を始めている。価格は明らかにしていない。