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 フィンランドNokia(ノキア)は2020年5月6日、製造業におけるIndustry 4.0(インダストリー4.0)に向けた投資傾向について、米国の調査会社ABI Researchの協力を得て実施した調査結果を公表した(Nokiaのプレスリリース)。各種製造分野にて意思決定可能な立場にある602人から得られた回答を基に、4G/LTE、5GおよびIndustry 4.0に関する投資戦略傾向をまとめている。分野別にみた回答者の内訳は、自動車(201人)、消費財(201人)、機械(200人)、国籍では米国(161人)、ドイツ(100人)、日本(100人)、中国(40人)、インド(40人)、オーストラリア(40人)、英国(41人)、カナダ(40人)、フランス(40人)である。なお、本調査は2019年末に行われたもので、新型コロナウイルス感染症によるパンデミック開始前に完了している。

出所:Nokia
出所:Nokia
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 調査によると、回答者の74%が「Industry 4.0のデジタル改革(DX)に向け、2022年末までに通信および制御ネットワークのアップグレード計画がある」となった。90%以上が業務への4Gまたは5Gの導入を検討し、半数を超える52%が最新の4G/LTEや5Gが必要だと考えている。

 4Gや5Gへの投資に促進するものとしては、既存インフラのデジタル化や改善(63%)、ロボティクスによる自動化(51%)、新たなレベルの生産性向上(42%)を挙げている。

 IT(information technology、情報技術)とOT(operations technology、運用・制御技術)に関して、新しい産業システム購入決断に影響を与える要因についても調査。ITについては「稼働停止時間の削減」(53%)、「運用効率の向上」(42%)、「セキュリティー強化」(36%)が挙がっている。一方、OTについては、「老朽化したインフラの置き換え」(43%)、「効率性の改善」(40%)、「処理能力向上」(38%)の順となっている。

新しい産業システム購入決断に影響を与える要因
新しい産業システム購入決断に影響を与える要因
出所:ABI Research、Nokia
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 調査では次のような結果も報告されている。

 ・回答者の88%が「4Gまたは5Gによるプライベート無線ネットワークに詳しい」

 ・回答者の84%が「4Gまたは5Gをプライベート無線ネットワークの形で自社製造工程に導入したい」

 ・導入時の優先順位は「自動化と機械のアップグレード」(47%)、「IIoT(産業向けIoT)推進」(41%)、「クラウドインフラの構築」(37%)

 本調査結果については「Enterprise Digital Transformation Through Industry 4.0」閲覧サイトから参照可能となっている。