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 チェコ・シュコダ(Skoda)は2020年5月7日、同社初の電気自動車(EV)となる「Enyaq iV」を発表した。ドイツ・フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)の電動車用プラットフォーム「MEB」をベースに、ブランド特有のデザインを活かした小型SUVで、3種類の電池容量と、出力や駆動方式が異なる5種類のバリエーションを用意した。最新のネットワーク接続機能とインフォテインメントシステムを搭載する。

(写真:Skoda)
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 車両サイズは全長4648×全幅1877×全高1618mmで、ホイールベースが2765mm。容量585Lの荷室は低床に設定し、荷物の積み下ろしを容易にした。電池容量は55kWhと62kWh、82kWhの3種類。1回の充電で走行可能な距離はWLTPサイクルで340kmから。Cd値が0.27で低転がり抵抗のタイヤを履いた最も効率の良いタイプは、最大500kmを走行できる。

(写真:Skoda)
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 エントリーモデルは109kWのモーター1個をリアに搭載し、後輪を駆動する。2個のモーターを前後に搭載して4輪駆動になるタイプもある。最も出力が大きいタイプでは、必要に応じて最大1200kgまでの牽引が可能となる。MEBプラットフォームを使うことで、室内スペースと多くの機能を求めるファミリー向けや長距離移動向け、最大パフォーマンスを求めるスポーツ向けなど、ユーザーの多様な要求に対応できるバリエーションを提供できるという。

 充電は、2.3kWのAC出力の家庭用普通電源に加え、最大11kWの家庭用ウォールボックス、125kWのDC急速充電器が利用できる。ウォールボックスでは電池容量によって6~8時間程度で満充電となる。DC急速充電器では、40分で充電残量が10%から80%に回復する。

 Enyaq iVは、チェコのムラダーボレスラフにある同社の主要工場で生産する。MEBモデルの生産は、欧州ではドイツ国外で初めてとなる。2020年末に生産を始め、2021年初頭に発売する予定。創立125年記念モデルの「Founder’s Edition」は1895台限定で、特別な機能と異なる外観を備える。