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 旭化成エレクトロニクスは、実装面積が4mm×4mmと小さい32ビット分解能のD-A変換器IC「AK4462VN」を発売した(ニュースリリース)。D-A変換器を2チャネル分集積しており、ステレオ再生に対応する。同社によると、「当社の32ビットD-A変換器(プレミアムDAC)の中では、実装面積が最も小さい」という。ただし、音質に関する特性値は高い。全高調波歪み+雑音(THD+N)は−107dB、ダイナミックレンジとSN比はどちらも117dBである。低歪み技術と、帯域外雑音を抑制するOSRD(Over Sampling Ratio Doubler)技術による同社独自の「VELVET SOUNDテクノロジー」を採用したことに加えて、同社独自のオーディオ専用半導体プロセスを使うことで、高い特性値を実現したとしている。携帯型デジタル・オーディオ・プレーヤーや電子楽器、カーオーディオ、車載アンプユニット、AVレシーバー、ネットワークオーディオ機器、サウンドバーなどに向ける。

実装面積が4mm×4mmと小さい32ビットD-A変換器IC
実装面積が4mm×4mmと小さい32ビットD-A変換器IC
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 ΔΣ変調器を利用したD-A変換回路を内蔵する。最大で256倍のオーバーサンプリングに対応する。サンプリング周波数は8k〜768kHz。デジタルオーディオ信号入力は、PCMフォーマット、DSDフォーマット、DoPフォーマットに対応する。ソフトミュート機能やデジタルアッテネーション機能を搭載した。デジタルアッテネーション機能の減衰量は、−127〜0dBの範囲において0.5dBステップでユーザーが設定できる。アナログオーディオ信号出力は差動形式で、電圧振幅は5.6VPPである。6種類の32ビット・デジタル・フィルターを内蔵した。6種類の内訳は、「シャープ・ロールオフ・フィルター」「スロー・ロールオフ・フィルター」「ショートディレー、シャープ・ロールオフ・フィルター」「ショートディレー、スロー・ロールオフ・フィルター」「スーパー・スロー・ロールオフ・フィルター」「低分散ショート・ディレー・フィルター」である。

 入出力インターフェースとして、3ワイヤーのシリアルインターフェースと、I2Cインターフェースを備える。電源電圧は+3.0〜3.6Vと+3.0〜5.5V。動作温度範囲は−40〜+105℃(放熱用電極であるExposed PadをAVSS端子に接続した場合)。すでに量産を始めている。価格は明らかにしていない。