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 NTTデータは2020年5月14日、2020年3月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。売上高は前の期比4.8%増の2兆2668億円と過去最高だったものの、営業利益は同11.4%減の1309億円だった。海外の低採算事業見直しなどが響いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響で欧州や北米などの海外事業の合理的な算定が困難として、今期の業績予想の公表は見送った。

 セグメント別の営業利益は「公共・社会基盤」は中央府省向け案件などが増加し前期比20.4%増の528億円、「法人・ソリューション」は同10.3%増の535億円と大きく伸びた。海外事業ではEMEA(欧州、中東、アフリカ)・中南米が、低採算事業の見直しを加えた事業構造改革の費用増加やブラジルにおける一部事業の見直しなどで144億円の赤字となった。新型コロナウイルス感染拡大の影響としては欧米でのロックダウンなどのため、海外事業のうち主に北米で約15億円の営業減益となった。

 北米・欧州で新型コロナウイルス感染拡大の影響の算定が困難として、今期の業績予想の公表は見送った。一方で、「事業基盤である主要ビジネスへの影響は少ないとみている」(本間洋社長)とした。国内の中央府省向けビジネスや、経済・金融インフラビジネスへの影響は小さいとの見方を示した。また、2022年3月期に売上高2兆5000億、売上高営業利益率8%を目指すなどとした2020年3月期を初年度とする中期経営計画の目標は据え置いた。