ロボットベンチャーの中国ユニツリー・ロボティクス(Unitree Robotics)は、イヌ型の4足歩行ロボット「A1」を発売した。大きさは中形犬ほどで、バク転などもこなせる高い運動性能を持つ。日本国内の価格は、128万円(税別)から。「納期は2~3カ月、販売目標は年間で数百台」(同社マーケティング担当)。

4足歩行ロボット「A1」
4足歩行ロボット「A1」
(出所:中国ユニツリー・ロボティクス)
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 本体にはジャイロセンサー、足先には力覚センサーを搭載する。これらの情報を基にしたフィードバック制御によって、悪路でも転倒しにくい安定性を実現したという。3Dカメラを搭載しており、Visual SLAMや衝突回避といった機能を組み込める。立脚時の大きさは、長さ50×幅30×高さ40cm。本体質量は12kg、可搬質量は5kg。平地での最大走行速度は時速11.8kmだ。

 同社は既に、A1よりも大きな4足歩行ロボット「Aliengo」を発売している。立脚時の大きさは、長さ65×幅31×高さ60cm。本体質量は19kg、可搬質量は5~10kg、走行速度は時速5.4~7.2kmほど。A1では小型化を実現しつつ、より運動性能を高めた。また、価格も安い。「500万円前後」(国内代理店)だったAliengoと比べると、およそ4分の1だ。

 4足歩行ロボットといえば、米ボストン・ダイナミクス(Boston Dynamics)の「Spot(スポット)」が知られているが、国内の導入事例は少ない。国内でSpotを取り扱うソフトバンクロボティクス(東京・港)によると、2019年12月に鹿島建設が採用した例が国内唯一という。Spotの価格は非公表だが、UnitreeのA1やAliengoの方が、安価とみられる。