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 厚生労働省は2020年5月20日、同日正午から運用を始める予定だった雇用調整助成金等オンライン受付システムの運用開始を延期すると発表した。ある状況下で、申請している本人以外の情報を閲覧できてしまう不具合が見つかったためだという。

 雇用調整助成金等オンライン受付システムのWebサイトの様子。エラーメッセージが表示されている
雇用調整助成金等オンライン受付システムのWebサイトの様子。エラーメッセージが表示されている
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 同省によると、雇用調整助成金等オンライン受付システムの稼働に向けた作業が早めに終わったため、5月20日午前10時ごろから利用可能になっていたという。その際、開発ベンダーから「システムの挙動がおかしい」との報告が届いたり、一部の利用者から「操作がおかしい」といった連絡があったりしたことから、システムの運用を停止した。現在、不具合の原因究明と復旧を進めている。5月20日午後4時時点で運用開始のめどは立っていない。

 厚生労働省は新型コロナウイルスの影響を受ける中小企業を支援するため、4月から6月までの緊急対応期間中、全国全業種の中小企業に向けて雇用調整助成金の特例措置を実施している。労働局やハローワークの窓口、または郵送で申請を受け付けているが、申請手続きの負担軽減や支給業務の効率化を目指して、雇用調整助成金等オンライン受付システムを5月20日から稼働させる予定だった。