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1タップで特定の相手にビデオ通話

 第2の新機能は、Android端末用の「Action Block」である。従来であれば、機能を動作させるまで何段階かの操作が必要だったものをワンタップで済むようにするというもの。複数段階を要する操作は、認知機能に障がいを持つ人や加齢によって認知機能が低下した人たちには覚えるのが難しい場合がある。そこでAction Block機能では、従来、数段階を要していた操作を1タップで済むようにできる。電子機器の操作に不慣れた人にも便利な機能と言える。

 例えば、ビデオ通話する場合、まずビデオ通話用アプリを起動して、次に話し相手の名前を入力して検索。続いてその相手の名前がリストに出たら、それを選択してコールする。Action Block機能を使えば、特定の相手に対するビデオ通話を行うアイコン(ボタン)を作り、それをAndroid端末のホーム画面に配置できる。そのアイコンをタップすれば、その相手を呼び出すことができる。Action Blockはさまざまな操作に対応しており、動画の再生やGoogleアシスタントを通じて実施する家庭内の機器の操作も可能だという。Action Blockで作成したアイコンの画像を編集できるので、一目でどの操作に対応しているかを分かりやすくできる。例えば、ビデオ通話であれば、話し相手の顔写真をアイコン画像にすればいい。

Action Block機能で作ったアイコンをホーム画面に設置した例
Action Block機能で作ったアイコンをホーム画面に設置した例
(出典:グーグル)
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 第3の新機能が、クラウド型の文字起こしアプリ「Live Transcribe」の機能拡張である。話し相手の発話内容をリアルタイムで文字に起こしてスマートフォンに表示させる。耳が聞こえない、あるいは音声の聞き取りが困難な人に向けて、会話をスムーズに行えるようにすることを主な目的にして開発したアプリだ。世界保健機関(WHO)によれば、聴覚障がい、あるいは聞き取りが困難な人は2018年時点で、世界におよそ4億6600万人いるという。その後も増え続け、2050年には9億人に達すると予測している。それだけに、Live Transcribeのようなアプリが今後ますます重要になるとグーグルはみており、同アプリを随時向上させていく方針を採る。ユーザーからのフィードバックを基に、Live Transcribeに新たに4つの機能拡張を実施した。

 1つめは、近くにいる人が名前を呼ぶと、スマートフォンが振動する機能。2つめは、一般的な辞書にはない名前や地名、料理名などを文字起こしできるようにする機能である。例えば、米国の日本食レストランで「揚げ出し豆腐(Agedashi Tofu)」を頼んでも、一般的な英語ではないので文字起こしが難しい。そこで、こうした用語をあらかじ登録しておくことで対応する。3つめは、過去の会話記録の検索を容易にした。設定画面で「文字起こしの保存」をオンにすると、文字お越しのデータがAndroid端末側に3日間保存され、そこから検索できる。4つめは対応言語の増加である。ビルマ語やエストニア語、モンゴル語など7つの言語を新たに加えた。この結果、70超の言語に対応した。

 第4の新機能が、ヘッドホンなどで再生する音声を聞き取りやすくするアプリ「Sound Amplifier」のアップデートである。Bluetoothで無線接続するヘッドホンにも対応するようになった。