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 スカパーJSATは2020年5月20日、日本郵船など15者と共同で、自動運航船の実用化に向けた取り組みの一環としてタグボートを使用した遠隔操船実船試験を実施し、これに成功したと発表した。

 東京湾上にあるタグボート(有人遠隔操船システムを搭載)を約400km離れた兵庫県西宮市の陸上支援センターから遠隔で操船し、東京湾内の本牧沖と横須賀港沖間(約12km)を航行させた。スカパーJSATは今回の試験において、船舶向け衛星通信システムの提供と、衛星回線と携帯回線(LTE/3G)の切り替えなどの通信ネットワーク構築の面で協力した。

遠隔操船実船試験の概要
遠隔操船実船試験の概要
(発表資料から)
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 陸上支援センターでは、タグボートに搭載されたセンサーやカメラにより周辺状況を把握し、航海計画と行動計画を作成した。この計画は携帯回線や衛星回線経由でタグボートに共有され、タグボート側の操船者による承認後、計画に従ってタグボートが自動で航行する状態の確認・評価を行った。