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 東芝デバイス&ストレージは、ピークパルス電流定格が27Aと大きい双方向の静電気放電(ESD)保護用ダイオードを2製品発売した(ニュースリリース)。同社は「TVS(Transient Voltage Suppressor)ダイオード」と呼ぶ。2製品の内訳は、+5Vの電源ラインに向けた「DF2B7PCT」と、+3Vの電源ラインに向けた「DF2B5PCT」である。同社従来品である「DF2B7BSL」と比べるとピークパルス電流定格を約3倍に増やした。さらに、ダイナミック抵抗を約50%減らし、クランプ電圧を低減することで、ESD吸収性能を高めたとしている。ESD耐圧は2製品どちらも、±30kV(接触放電モデルと気中放電モデルにおいて)を確保した。スマートフォンやタブレット端末、携帯型ゲーム機などに向ける。

ピークパルス電流を約3倍に増やしたESD保護用ダイオード
ピークパルス電流を約3倍に増やしたESD保護用ダイオード
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 +5Vの電源ラインに向けたDF2B7PCTの特性は以下の通り。ピーク逆動作電圧(VRWM)は+3.6V。逆方向のブレークダウン電圧(VBR)は最小値が+3.7V、最大値が+6.5V。クランプ電圧は+14V(標準値)。端子間容量は41pF(標準値)。+3Vの電源ラインに向けたDF2B5PCTのピーク逆動作電圧(VRWM)は+5.5V。逆方向のブレークダウン電圧(VBR)は最小値が+5.6V、最大値が+7.8V。クランプ電圧は+16V(標準値)。端子間容量は45pF(標準値)である。

 パッケージは2製品どちらも、実装面積が1.0mm×0.6mmのSOD-882。最大動作接合部温度は+150℃。2製品どちらも、すでに販売を始めている。価格は明らかにしていない。