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 安倍晋三首相は2020年5月25日、官邸で開いた記者会見において緊急事態宣言の全面解除を宣言した。併せて新型コロナウイルス感染症対策として「接触確認アプリ」を「2020年6月中旬をめどに導入する」と表明した。

安倍首相は記者会見で緊急事態宣言を全面解除した
安倍首相は記者会見で緊急事態宣言を全面解除した
(出所:YouTube「首相官邸チャンネル」)

 会見で安倍首相は、2度目の緊急事態宣言を発令しないようにするために感染者の早期発見とクラスター対策の強化が必要であるとの考えを示し、その鍵が接触確認アプリの導入であるとした。「個人情報は全く取得しない、安心して使えるアプリ」(安倍首相)であり、「どうか多くの皆さんにご活用いただきたい」と訴えた。

 安倍首相は英国オックスフォード大学のシミュレーションも言及。「(接触確認)アプリが人口の6割近くに普及し、濃厚接触者の早期の隔離につなげることができれば、ロックダウン(都市封鎖)を避けることが可能になるという研究がある」と紹介した。これに関し、政府の「新型コロナウイルス感染症対策テックチーム」の事務局長を務める平将明・内閣府副大臣は2020年5月11日、日経クロステックの取材に対して、政府としてアプリの普及目標数値を持っていないとしている。