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 東芝デバイス&ストレージは、電力損失を同社従来品に比べて10%削減したブラシレスDC(直流)モーター駆動用インテリジェント・パワー・デバイス(IPD)「TPD4162F」を発売した(ニュースリリース)。新しい高耐圧SOIプロセス技術を適用することで電力損失を削減した。耐圧は+600V。出力段の電力変換素子にはIGBTを採用した。具体的な応用先は、エアコンや空気清浄機、換気扇、シーリングファン、ポンプなどである。

電力損失を従来品比で10%削減したモーター駆動用インテリジェント・パワー・デバイス(IPD)
電力損失を従来品比で10%削減したモーター駆動用インテリジェント・パワー・デバイス(IPD)
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 IGBTのほか、ファストリカバリーダイオード(FRDや)や、PWM制御回路、3相分配回路、レベルシフト型ハイサイド駆動回路、ローサイド駆動回路、+5V出力の電圧レギュレーター回路などを1つのパッケージに収めた。このためPWM制御ICを外付けせずに、ホール効果センサー(ホールIC)を外付けするだけでブラシレスDCモーターを矩形波駆動(可変速駆動)することができる。IGBTの出力飽和電圧(VCE(sat))は2.0V(コレクター電流が0.5A時の標準値)。ファストリカバリーダイオードの順方向電圧は1.5V(順方向電流が0.5A時の標準値)。PWM信号のオン時のデューティー比は最小値が0%で、最大値が100%である。電流制限機能や過電流保護機能、過熱保護機能、低電圧保護機能(同社は減電圧保護機能と呼ぶ)を搭載した。パッケージは外形寸法が17.5mm×11.9mm×2.2mmの31端子HSSOPで、表面実装に対応する。動作接合部温度範囲は−40〜+135℃。すでに量産出荷を始めている。価格は明らかにしていない。