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 ドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen)は2020年5月29日、中国・安徽江淮汽車集団(Anhui Jianghuai Automobile Group;JAC)との合弁会社である江淮VW(JAC Volkswagen)への出資比率を引き上げ、経営権を獲得すると発表した。江淮VWは、中国で電気自動車(EV)を開発、生産、販売する企業で2017年に設立された。

 これを実現するため、まずJACの親会社であり安徽省政府が全額出資していた安徽江淮汽車集団控股(Anhui Jianghuai Automobile Group Holdings;JAG)の株式を50%取得する。その後、江淮VWへの出資比率をこれまでの50%から75%に引き上げる。この取引でフォルクスワーゲンは10億ユーロを投資する予定。規制当局の承認を得られれば、2020年末までに取引が完了する。

中国・安徽江淮汽車集団との調印式
中国・安徽江淮汽車集団との調印式
(写真:Volkswagen)
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 フォルクスワーゲンにとって江淮VWは、中国におけるeモビリティーを推進するための重要な合弁会社となる。出資比率の引き上げにより経営権を獲得し、フルスケールのEV生産工場の建設や研究開発センターの完成を目指すほか、2025年までに5車種の新型EVを中国市場に追加投入する計画だ。