PR

 ヤフーは2020年6月1日、インターネット上における個人への誹謗(ひぼう)中傷などの内容の投稿を検知して削除する人工知能(AI)の技術を、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)運営企業に提供すると発表した。AIを活用し、業界全体でインターネットの健全な利用を目指す。

 ヤフーの運営するニュースサイト「Yahoo!ニュース」は投稿が1日平均で約29万件ある。深層学習を用いたAIを使って、そのうち1日平均で約2万件の不適切な投稿を削除しているという。不適切な投稿とは、誹謗中傷や個人情報を含む、もしくは記事との関連性が低い投稿だ。

 同社は不適切な投稿への対策のため、専門チームによる巡回に加えて、2014年からAIによる検知システムを構築・導入している。同システムを他社に提供する。

 一方、投稿の削除は法律的な課題もはらむ。ヤフーは弁護士など専門家を集めて、2020年6月中をめどに検討会を設置する計画だ。