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 厚生労働省は2020年6月3日、新型コロナウイルス感染症に関係する医療機器として、人工知能(AI)を用いた肺画像解析プログラムを承認した。AIを実装した医療診断支援機器の研究開発・製造・ライセンス事業を手掛けるCESデカルトの商品で、2015年に創業した中国のAIスタートアップ企業、インファービジョン(Infervision)が開発した。肺部のX線CT画像をAIで解析して、医師の診断を支援する。

 2020年1~2月に中国・武漢市で新型コロナ肺炎患者の肺部について2000を超える画像データを収集し、AIの深層学習機能を用いて学習させた。AIが肺のCT画像を読み取り、ウイルス性肺炎が疑われる部分を2分程度で見つけ出し、分布している体積なども参考情報として表示する。中国では新型コロナ肺炎への対応として既に20以上の病院で導入され、主に治療の優先順位付けのために用いられている。

 もともと肺炎診断支援機能として開発したものに新型コロナ肺炎患者の肺画像を学習データとして多く読み込ませたため、新型コロナに感染した可能性を表示できる。