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 製薬企業のアストラゼネカとPHR(Personal Health Record)サービスを手掛けるWelbyは、PHRをベースにしたデジタル活用の推進に向け、戦略的パートナーシップ契約を締結したと2020年6月3日に発表した。患者用のスマートフォン向けアプリなどのプラットホームを共同で開発し提供する。

患者がPHRサービスを介して記録したデータを、医療従事者に共有するイメージ(出所:Welby)
患者がPHRサービスを介して記録したデータを、医療従事者に共有するイメージ(出所:Welby)

 PHRは患者自身で電子的に管理する健康・医療情報である。アストラゼネカとWelbyはまず、服薬状況や体温、副作用といった日々の状態を患者が記録して治療記録を一元管理できるスマートフォン向けアプリの開発を計画している。患者がアプリ上で記録したデータを主治医と共有できるようにし、効果的な治療やサポートが受けられるようになることを目指す。

 今後、オンラインやデジタルを利用した診療の普及が期待される。データ共有が可能になることで、より豊かでつながりのある医療サービスを実現できるとする。両社は将来的に、集積されたデータを解析することで治療についての知見を深め、医療機関と連携しながら患者がより安心して治療を受けられるソリューションの提供につなげていく。なおデータは各種法令や制度に基づき、利用者の同意を得るなどして適切に取得し、利用する。

 WelbyはPHRサービスなどのデジタルサービスを提供してきた。アストラゼネカは製薬企業として、デジタルツールやテクノロジーの活用に積極的に取り組んできた。両社は患者の健康に貢献すべく、デジタルを活用した包括的な疾患管理サービスの構築と提供に取り組んでいく。