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 中国ZTEは2020年6月2日、中国China Mobile(中国移動)と協力して、中国初とする医療向け5G(第5世代移動通信システム)エッジクラウドプラットフォームを運用開始したと発表した(ZTEのニュースリリース)。5Gのネットワークスライシングとエッジコンピューティング技術を統合することで、医療現場が必要とする通信、コンピューティング、情報保管などのサービスを提供する。安全で、運用管理も簡単なクラウドネットワークサービスになるという。

出所:ZTEのTwitter
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 ユーザーにより近い場所でデータを処理するエッジクラウドは、ネットワーク経路が短く、遅延時間が大幅に短くなる。加えて、信頼性の高い通信も提供可能になることから、5Gプライベートネットワーク上での遠隔診断や遠隔手術、AI(人工知能)によるアシスト、モバイル機器を使った治療や手術指示といった革新的な医療用アプリケーションが実現可能になる。

 今回のプラットフォームでは、ヘルスケア関連ビックデータを効率的に管理する機能も提供。エッジクラウドで動作するアプリケーションが運用管理するデータを、必要に応じて、迅速かつ柔軟に相互接続できるようになっている。

 オープンアーキテクチャーにより、医療用クラウドベースアプリケーション向けに標準インターフェースを提供する。これによって、統合化されたスマートな医療用ソリューションが実現可能となり、医療の情報化にかかるコストを著しく低減できる。すでに100近くの医療用アプリケーションが、このプラットフォームを採用しているという。

 ZTEは、戦略的パートナーであるChina Mobile 成都工業研究所と、5Gイノベーションラボを設立し、産業向けネットワーク技術やMEC(Multi-access Edge Computing)の分野で共同研究を進めてきた。5GネットワークスライシングやMEC、XR、その他の技術を使って、今回の医療用5Gエッジクラウドをはじめ、さまざまな分野に向けたアプリケーションの研究開発に取り組んでいる。ZTEでは、今後もChina Mobileをはじめとする業界パートナーと協力しながら、5Gによるスマート医療に向けて、情報通信インフラ構築を推進し続ける。