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 米Alpha and Omega Semiconductorは、民生機器やネットワーク機器などに向けた降圧型DC-DCコンバーターIC「AOZ6763DI」を発売した(ニュースリリース)。同社の降圧型DC-DCコンバーターICファミリー「EZBuck」に含まれる製品である。入力電圧範囲は+4.5〜18V。最小出力電圧は+0.6Vで、最大出力電流は3A。最大出力電力は15W。スイッチング周波数は1.25MHz(標準値)である。

 特徴は、最小オン時間が30nsと短いことだ。このため+12Vの電源バスを使用した場合、最小+0.9Vに変換して出力することが可能である。これで、最先端の半導体プロセスで製造する次世代のSoC(System on a Chip)やFPGA、ASICなどに電力を供給できるという。具体的な応用先は、無線通信アクセスポイント機器や無線通信ルーター、セットトップボックス、ケーブルモデム、オーディオ機器、液晶テレビなどである。

民生機器やネットワーク機器などに向けた降圧型DC-DCコンバーターIC
民生機器やネットワーク機器などに向けた降圧型DC-DCコンバーターIC
Alpha and Omega Semiconductorのイメージ
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 フィードバックループの制御方式は電流モードである。ハイサイドスイッチとローサイドスイッチを使う同期整流方式を採用した。ハイサイドスイッチのオン抵抗は145mΩ(標準値)、ローサイドスイッチは80mΩである。変換効率は最大で95%が得られるという。通常負荷時はPWMモードで動作し、軽負荷時はパルス・エネルギー・モード(PEM)に移行する。軽負荷時(出力電流が10mAのとき)の変換効率は86%と高い。このため国際エネルギー機関(IEA)が掲げる「One Watt Initiative」に準拠できるという。

 位相補償回路は外付けで用意する必要がある。サイクル・バイ・サイクルの電流制限機能や、プリバイアス付き起動機能、短絡保護機能、サーマルシャットダウン機能などを備える。パッケージは、実装面積が3mm×3mmの8端子DFN。動作温度範囲は−40〜+85℃。15W出力時のチップ温度は+57℃と低い。1000個購入時の参考単価は0.52米ドルである。

 このほか、最大出力電流が2Aの降圧型DC-DCコンバーターIC「AOZ6762DI」を併せて発売した。入力電圧は+4.5〜18Vで、最小出力電圧は+0.6V。スイッチング周波数は1.25MHz(標準値)。パッケージは、実装面積が3mm×3mmの8端子DFN。動作温度範囲は−40〜+85℃。1000個購入時の参考単価は0.42米ドルである。