PR

 ドイツ・フォルクスワーゲングループ(Volkswagen Group)は2020年6月16日、米国の電池開発ベンチャーQuantumScapeに2億ドル(約214億円、1ドル=107円換算)を追加投資すると発表した。追加投資により固体電池技術の共同開発の推進を目指す。

VWのEV専用プラットホーム「MBE」
VWのEV専用プラットホーム「MBE」
(写真:Volkswagen Group)
[画像のクリックで拡大表示]

 VWはQuantumScapeと2012年から協力しており、2018年にはVWが1億ドルを出資し、VWグループ向けの固体電池の量産化を目指して合弁会社を設立した。当時の発表では、全固体電池の実用化目標を2025年に置いていた。現在、両社は試作工場の設置を目指しており、年内にも計画を固める見込みだ。

 現在のLiイオン2次電池の電池パックと同じサイズの固体電池を使用すると、電気自動車(EV)が従来のエンジン車と同等の航続距離を実現でき、充電時間を大幅に減らせるという。VWグループは2050年までにカーボンニュートラル達成を目指しており、EVの普及はその実現の重要な要素となる。固体電池を実用化できれば、その目標に大きく近づける。