PR

 TDKは、医療機器や産業機器に向けたスイッチング電源(AC-DCコンバーター)「CME-Aシリーズ」に600W出力品「CME600A」を追加した(ニュースリリース)。「TDK-Lambda」ブランドで販売する。量産はTDKラムダが担当し、2020年7月に開始する予定だ。CME-Aシリーズはすでに、30W出力品と60W出力品、100W出力品、150出力品、200W出力品、350W出力品、1500W出力品を製品化しており、今回の600W出力品の追加で合計8機種の製品ラインナップがそろったことになる。具体的な応用先は、医療機器や工業用分析機器、商業用自動機器、計測器、半導体製造装置などである。

医療機器向け安全規格に準拠した600W出力のスイッチング電源
医療機器向け安全規格に準拠した600W出力のスイッチング電源
TDKの写真
[画像のクリックで拡大表示]

 面積は76.2mm×127mm(3インチ×5インチ)と小さく、高さは37mmである。自然空冷時の出力電力は連続時に400W、10秒のピーク負荷時に600W。強制空冷時の出力電力は連続時に600Wである。同社によると、「業界最小クラスの外形寸法で、強制空冷時に最大600Wと高い出力電力が得られることが特徴」という。採用する部品や回路構成を最適化することで実現したとする。医療機器に向けた安全規格「ES60601-1 Ed3.1」「CSA60601-1 Ed3.1」「EN60601-1 Ed3.1」や、AV機器や情報通信機器に向けた安全規格「UL62368-1」「CSA62368-1」「EN62368-1」に準拠する。さらに、放射電磁雑音(EMI)に関する規制値「EN55011クラスB」「EN55032クラスB」「FCCクラスB」「VCCIクラスB」をクリアできる。

 入力電圧範囲は交流(AC)85〜265Vで、周波数は47〜63Hz。出力電圧は固定で、+12V品、+15V品、+24V品、+36V品、+48V品を用意した。変換効率は96%(+24V出力品、230V入力時の標準値)。漏洩電流は0.2mA(最大値)。絶縁耐圧は、入力と出力の間で4kVAC、入力のFG(筐体のグラウンド電位)の間で2kVAC、出力とFGの間で1.5kVACを確保した。補助電源(+5V/2A)出力機能や、リモートオン/オフ制御機能、パワーグッド信号出力機能などを備える。動作周囲温度は−20〜+70℃(出力ディレーティングあり)。価格は明らかにしていない。