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 楽天モバイルは2020年6月30日、自営の4G(第4世代移動通信システム)サービスの契約申込数が同日付で100万回線を突破したと発表した。

 同社の自営4Gサービスは当初2019年10月に商用サービスを開始予定としていたが、基地局整備の遅れなどにより対象ユーザー限定の「無料サポータープログラム」として展開。半年遅れの2020年4月に本格サービスへ移行した。その後はサービスエリアを順次拡大しており、6月30日時点では東名阪の近隣府県に加え札幌市や那覇市の一部も自営サービスエリアとなっている。

 4月からの本格サービスでは自営サービスエリアでデータ通信使い放題としたほか、先着300万人を対象に当初1年間の基本料金を無料とするプロモーション施策を展開している。本格サービス開始から3カ月弱で申し込みが100万回線を突破したと発表することで、自営サービスエリアの拡大やこうした料金施策、プロモーション施策が順調に効果をもたらしていると強調する狙いがありそうだ。なお同社は「今回の発表はあくまで申込数ベースで、実契約数については明らかにしていない」(広報)としている。

 楽天モバイルの三木谷浩史会長(楽天会長兼社長)は2020年5月の決算会見で「2020年12月末までの300万回線達成が一つの目標」としており、今後もエリア拡大やプロモーションによる認知拡大を続けられるかが成否の鍵となりそうだ。また、NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクの大手3社は2020年3月に5Gの商用サービスを始めている。楽天モバイルは新型コロナウイルス感染症の影響で、当初6月としていた5G商用サービスの開始時期を9月に延期している。4Gのエリア拡大を進めつつ、5Gの商用サービスもさらなる遅延なく立ち上げられるかが問われる。