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 台湾MediaTek(メディアテック)は、ゲーム性能を重視したスマートフォン向けSoC「Helio Gシリーズ」に、ローエンド向け新製品「Helio G35」と「Helio G25」の2つを追加発表した(ニュースリリース1)。2017年7月発表のGシリーズはこれまで5製品が発表されており、今回の2製品はメインストリームスマートフォンに向ける。

 同シリーズの第1弾は「G90」と「G90T」の2製品(関連記事:ゲームに徹したスマホ向けSoC、台湾メディアックが発表)である。20年2月には下位製品として第2弾の「G80」と「G70」を追加(関連記事:スマホのゲーム性能にこだわったSoC、台湾メディアテックが2つの新製品)。20年5月には第1弾と第2弾の間を埋める「G85」を加えた(ニュースリリース2)。今回の2製品G35とG25は従来品のG70から型番の数字が少し開いている。今後、間を埋める型番にミッドレンジ製品が追加されると思われる。

 これまでに発表された5製品と同じく、新製品のG35とG25も8つのArmコアをCPUとして集積する。異なるのはCPUコアの種類でハイエンドのG90とG90TはCortex-A76を2個とCortex-A55を6個、G85とG80、G70はいずれもCorttex-A75を2個とCorttex-A55を6個集積する。一方、今回の新製品はどちらもCortex-A53を8個集積する。

 G35とG25の違いはCPUコアとGPUコアの最大動作周波数で、CPUがG35では2.3GHz、G25は2.0GHzで動作する。GPUコアはG35とG25のどちらも「PowerVR GE8320」を集積するが、最大動作周波数はG35が680MHzでG25は650MHzと異なる。カメラ1台の場合にサポートする画素数はG35で25M画素、G25では21M画素となる。2台サポートではどちらも13M画素と8M画素の組み合わせに対応できる。また、集積した画像信号処理プロセッサー(ISP:Image Signal Processor)を使って、最大30フレーム/秒で画像を取り込みながらボケの処理などが可能という。

 G35とG25は共に4G LTE対応のモデムを集積しており、デュアルSIMをサポートし、VoLTE/ViLTEサービスに対応する。また、Wi-Fi 5やBluetooth 5にも対応している。外付けDRAMはLPDDR3およびLPDDR4が使える。最大対応DRAM容量は4Gバイトまたは6Gバイト(DRAMの種類による)。同社によれば、G35やG25を搭載したスマートフォンは、複数のメーカーから今後数カ月以内に市場投入予定という。