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 NTTコミュニケーションズ(NTTコム)の複数のサーバーがサイバー攻撃を受けた件で、同社が厚生労働省に提供する通信回線の工事情報が流出した可能性があることが2020年7月8日までに明らかとなった。

 厚労省の担当者によると、6月30日にNTTコムから「工事情報が流出した可能性がある」との連絡を受けた。NTTコムは被害状況について詳しい調査を進めていると説明し、結果は改めて報告すると厚労省に伝えたという。

 NTTコムは法人向けクラウドサービスの管理サーバーなどが不正アクセスを受け、最大で621社の企業や団体に提供する通信回線の工事情報などが漏洩した可能性があると5月28日に公表。さらに7月2日には、不正アクセスを調査する過程で、顧客情報を一括管理する社内ファイルサーバーが不正アクセスを受け、188社の顧客情報が流出した可能性があると発表していた。

 厚労省の通信工事に関する情報は、7月2日に公表した188社の中に含まれていたという。NTTコムへのサイバー攻撃を巡っては、防衛省や海上保安庁の通信工事に関する情報が漏洩した可能性も判明している。NTTコムは「顧客との機密保持契約があり、事実関係も含めて回答できない」(広報室)としている。