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 NECソリューションイノベータは2020年7月9日、医療機関向けの疾病リスク予測サービスや健康支援サービスを提供する新会社「フォーネスライフ」を設立したと発表した。まずは2020年10月から循環器疾患の再発リスク予測を対象にサービスを開始する。健康診断などでの利用を想定しており、10年後に売上高1000億円を目指す。

 新会社は米ベンチャーのSomaLogicと協業し事業を展開する。同社は数滴の血液から疾患予測に関連する血中タンパク質を解析する技術を持つ。これにNECグループの人工知能(AI)技術を組み合わせ、解析結果の分析や可視化を実施する。まずは2020年10月に、循環器疾患の再発リスクを予測するサービスを開始する。2021年度以降は糖尿病、肝疾患、認知症なども対象に加える。

 新会社は医療機関と提携し、疾患リスクが高まる45歳以上の勤労者に向けて、健康診断のオプションとしてサービスを提示し利用を促す。受診者に対して現状の健康状態の分析や将来の疾病リスクの予測を示し、健康改善に向けた個別提案を行う。これまでの血液検査と比べ、より多くの疾患についてリスク予測を提供できる体制を目指す。検査料は1回あたり数万円を見込む。健康診断領域で10年後に国内で300億円、東南アジアなどの海外で300億円の事業規模を目指す。

 健康診断以外にも、介護施設やフィットネスジムなどの顧客開拓を図り、それらの領域で10年後に400億円の売り上げを見込む。「(健康状態や疾患リスクは)継続して見ていくものなので、サブスクリプションサービスも想定している」(フォーネスライフの江川尚人代表取締役)。