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 米Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)は、レジ精算を不要にできるスマートカート「Amazon Dash Cart」を実用化する。2020年中に開店予定の米カリフォルニア州Woodland Hillsにある同社直営の食料品店「Amazon Grocery」に導入する。同カートのセンサーを利用することで、その場で料金を算出できる。パッケージ商品だけでなく、野菜や果物の量り売りにも対応し、クーポン(割引券)も利用できるなど、レジ機能を搭載したカートである。レジで会計せずに持ち帰り可能なので、会計までの待ち時間や支払いの手間を省ける。加えて、客と店員が接する機会がなくなるので、お互いに新型コロナウイルスに感染するリスクを軽減できる。

アマゾンのスマートカート「Amazon Dash Cart」
アマゾンのスマートカート「Amazon Dash Cart」
(出典:Amazon Dash Cartの公式ページ)
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 Amazonは直営の小売店「Amazon Go」や「Amazon Go Grocery」において、店舗内の天井に設置したカメラで顧客の動きを検知することなどにより、レジ無しで決済できる仕組みを既に導入している。加えて、その基盤技術を「Just Walk Out」として外販も始めた。米国では基本的に、野菜や果物といった生鮮食品は量り売りする。だが、これまでのAmazon GoやAmazon Go Groceryでは、量り売りではなく、野菜や果物を1個や1束ごとに値付けしたり、あらかじめ決められた重さでパッケージに封入したものに値付けしたりしていた。今回のスマートカートでは、米国の一般的なスーパーマーケットのように生鮮食品の量り売りが可能になった。