PR

 米Zoom Video Communicationsは2020年7月15日、在宅勤務に向けたリモート作業用機器「Zoom for Home-DTEN ME」を同年8月に出荷すると明らかにした。機器メーカーの米DTENと共同で開発した。27型ディスプレーやタッチパネル、カメラ、マイクなどを搭載している。ビデオ会議をしながら、画面に表示した仮想ホワイトボード上で共同作業を行える。価格は599米ドルと、個人で購入するにはやや高い設定だ。

DTEN MEを利用している様子
DTEN MEを利用している様子
(出典:ZoomとDTEN)
[画像のクリックで拡大表示]

 Zoomは他社の家庭用のビデオ通話端末に比べて、リモート作業向けの機器として高性能なハードウエアを搭載している。例えばカメラの数は3つで、水平方向の画角は160度と広い。撮影可能な距離は最大16フィート(約5m)としている。マイクの数も8個と多く、16フィート先まで集音できるという。このため、DTEN MEを適用できる部屋の広さを約5m×5mとしている。ステレオスピーカーも内蔵する。

 100Mビット/秒のEthernetやHDMIのほか、無線LAN機能として、IEEE802.11a/b/g/n/acに対応する。静電容量式タッチパネル機能付きディスプレーのサイズは27型と大きく、薄い。ディスプレー部の厚さは0.5インチである。1080pの映像表示に対応する。本体サイズは約616mm×391mm×104mm。重さは約6.5kgである。

 599米ドルという価格は、業務用端末として割安という位置付けである。ただし、米Facebookの「Portal」や米Amazon.comの「Echo Show」といった家庭向けのビデオ通話機器と比べると、機能は豊富だが倍以上の価格設定である。