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 日立製作所は2020年7月30日、2020年4~6月期の連結決算(国際会計基準)を発表した。売上収益(売上高に相当)は前年同期比21.6%減の1兆5942億円、調整後営業利益(売上収益から売上原価や販管費を差し引いたもの)は同53.1%減の583億円で減収減益だった。上場子会社(日立建機と日立金属)は新型コロナウイルスの影響を色濃く受け、営業利益ベースで赤字だったが、ITセクターなどは踏みとどまった形だ。

 ITセクターの売上収益は前年同期と比べて7%減の4301億円、調整後営業利益は同5%減の382億円だった。前年同期にITサービス事業が好調だった反動などで減収減益だったが、コスト構造改革の成果が出て、一定の収益性を確保した。売上収益ベースでは全体の25%のITセクターが、営業利益ベースでは全体の6割超を稼ぎ出した格好だ。

 日立が注力するIoT(インターネット・オブ・シングズ)関連のLumada事業の売上収益は前年同期比10%減の2190億円だった。新型コロナの影響で減収だったが、日立の河村芳彦執行役専務CFO(最高財務責任者)は「Lumadaについてはほぼ計画通りに伸びており、ここに投資を集中する」と語った。