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 ルネサス エレクトロニクスは、2020年第2四半期(4~6月)の決算を発表した(決算短信:PDF)。自動車向け事業の売り上げが前年同期(19年Q2)比で23.2%の減少、前期(20年Q1)比でも22.4%減少したものの、IFRS(国際財務報告基準)による連結最終損益(親会社の所有者に帰属する当期損益)は119億円の黒字で、前期の113億円に続いて2四半期連続して黒字を維持した*

IFRS(国際財務報告基準)による20年第2四半期の決算
IFRS(国際財務報告基準)による20年第2四半期の決算
(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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買収などで発生する非経常経費などを除いた、Non-GAAPベースの20年第2四半期の決算
買収などで発生する非経常経費などを除いた、Non-GAAPベースの20年第2四半期の決算
(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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 同社の決算では、自動車向け事業と産業・インフラ・IoT向け事業がおおよそ半分ずつの売り上げを計上している。ここ暫くは、自動車向け事業の売り上げが大きかったが、今回(20年Q2)は9四半期ぶりに、産業・インフラ・IoT向け事業の方が大きくなった。新型コロナ禍の影響で自動車販売が落ち込む一方で、ITC業界向けにサーバーなどのハードウエア需要が増加していることが背景にある。産業・インフラ・IoT向け事業の20年Q2の売上高は、前年同期比では2.1%の減少だったが、前期比では10.9%増加した。両方の事業にその他売り上げを合わせた、20年Q2の連結売上は、前年同期比13.5%減、前期比6.8%減の1667億円だった。

事業別の四半期売上高の推移
事業別の四半期売上高の推移
(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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 前回の四半期決算(20年Q1)のオンライン発表会では、次の四半期の業績予想を出さなかったが(後日、別途発表した)、今回は出た。それによると、20年Q3の売り上げは1630億~1710億円と予想。前年同期比は-11.1~-8.7%、前期比は-2.2~+2.8%となる。

20年第3四半期の業績予想
20年第3四半期の業績予想
損益はNon-GAPPベース(出所:ルネサス エレクトロニクス)
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