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 米Qualcomm(クアルコム)は2020年8月3日、米国と英国の消費者が行った5G端末性能比較の結果を発表した(Qualcommのブログ)。計測には、米Ooklaが提供するインターネット接続性能評価サービスSpeedtestが使われている。

 同社は2020年6月1日にも、このSpeedtestを利用して、Snapdragon 5Gモデム-RFシステム搭載端末の性能を計測。サブ6(6GHz未満の周波数帯域)では4Gに比べて5倍、ミリ波帯では20倍速いとの結果を報告している(Qualcommのブログ2)。

Snapdragon 5Gモデム-RFシステム搭載の5G端末では、サブ6で4Gより5倍、ミリ波帯で20倍速く動作する
Snapdragon 5Gモデム-RFシステム搭載の5G端末では、サブ6で4Gより5倍、ミリ波帯で20倍速く動作する
出所:Qualcomm
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 今回は、英国と米国で販売されている各種5G端末を対象に、消費者主導で行われた性能比較結果を紹介する。

 米国では、Snapdragon 865とSnapdragon 855+ 5Gモデムプラットフォーム採用機種が最速という結果となった。Snapdragon 855+を採用する端末では、上記の次に高速な他社チップ採用製品に比べて、2Gから5Gまですべての方式で、平均67%もダウンロード速度が速かった。

米国で最速の5G端末にはSnapdragon 865とSnapdragon 855+が採用されている
米国で最速の5G端末にはSnapdragon 865とSnapdragon 855+が採用されている
出所:Qualcomm
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 一方、英国で2020年第1四半期から第2四半期に実施された各種5G端末のダウンロード性能試験では、最速の5G端末はSnapdragon 5Gモデム-RFシステム採用の「OnePlus 7 Pro 5G」となった。同社によると、英国の5G商用端末メーカーのほとんどが、Snapdragon 5Gモデム-RFシステムを採用している。

英国でダウンロード速度最速の5G端末「OnePlus 7 Pro 5G」はSnapdragon 5Gモデム-RFシステムを採用する
英国でダウンロード速度最速の5G端末「OnePlus 7 Pro 5G」はSnapdragon 5Gモデム-RFシステムを採用する
出所:Qualcomm
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 英国の4G LTEにおいても、Snapdragon採用端末が、MediaTekのモデム採用端末に比べてダウンロード速度で平均44%高速と報告されている。なおMediaTekは、現在英国の5G端末には使われていない。

Snapdragon採用端末の4G LTE端末のダウンロード速度スピードはMediaTek採用端末に比べて平均44%速い
Snapdragon採用端末の4G LTE端末のダウンロード速度スピードはMediaTek採用端末に比べて平均44%速い
出所:Qualcomm
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 接続性の良さは、ネットワークの効率的な利用にもつながる。性能が低く電波を独占しがちな端末があると、他のすべての端末の速度も低下する。同社は、Snapdragon 5Gモデム-RFシステム搭載の端末がネットワーク全体の性能を改善し、ネットワークにつながるすべてのユーザーに快適な体験を提供するとしている。