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 米T-Mobileは、2020年8月4日、米国全土でのSA(standalone)5Gネットワークサービスを開始すると発表した(T-Mobileのニュースリリース)。商用SA 5Gを全国規模で展開するのは世界初の試みとしている。

出所:T-Mobile
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 同社では、既存の4G基幹ネットワークを利用したNSA(Non-standalone)での5Gサービス提供推進が一段落したとし、今後は新しい5G基幹ネットワークを使って、より多くの地域に高速、低遅延、大量機器接続サービスを提供していきたいとしている。既に実験では、遅延性において40%の改善がみられたとし、将来的には、ネットワークスライシング技術と組み合わせることで、自動運転車やリアルタイム翻訳など、さまざまなアプリケーションを実現していきたいとしている。

出所:T-Mobile
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 これまでT-Mobileでは、600MHz帯と既存の4G基幹ネットワークを組み合わせてNSA 5Gを実現していたが、近い将来、これらをすべてSA 5Gに移行するという。今回発表したSA 5Gにより、1つの電波塔で何百平方マイルの地域をカバーし、建物内への通信状況も改善する。5G対応面積も30%増となり、新たに全米2000の都市や町への5G提供が可能になる。現時点で、全米7500 の都市や町で、130万平方マイルのカバレッジを実現し、米AT&Tと比べて2倍超、米Verizonに対しては1万倍規模の5Gネットワークを提供可能になるとしている。

 今回の5G基幹ネットワーク構築にあたっては米Cisco SystemsとフィンランドNokia、5G無線インフラ構築ではスウェーデンEricssonとNokiaが協力している。端末についても、中国OnePlus、米Qualcomm、韓国Samsung Electronics(サムスン電子)の協力を得て、ソフトウエアアップデートだけでSA 5Gへのアクセスが可能になるとしている。

 今回のSA 5G商業運用開始を記念して、米ノースダコタ州リスボンでは、ドローンによるライトアップが行われた。ドローンが町の上空に“5G is here”などの文字や絵を描く様子も紹介されている(T-Mobileのニュースリリース2)。

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