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 りそなホールディングス(HD)は2020年8月13日、日本IBMと共同出資するシステム会社であるディアンドアイ情報システム(D&I)に追加出資すると発表した。2021年1月にもD&Iへの出資比率を今の15%から49%に高める。デジタル変革の加速を見据え、関係強化に動いた形だ。

 りそなHDの追加出資の額は数億円とみられる。D&Iへの出資比率は49%に高まるが、持ち分法適用会社という位置付けは変えない。りそなHDは2017年にD&Iへの出資比率を5%から15%に引き上げていた。日本IBMからD&Iが専門的なデジタル人材を受け入れることも検討する。

 旧大和銀行(現りそな銀行)は1998年4月、日本IBMと契約期間10年、総額3000億円とされる大型のアウトソーシングに踏み切った。システムの開発から運用・保守までをITベンダーに全面的に任せるアウトソーシングの先駆けと言える事例で、D&Iがその実務を担ってきた。

 りそなHDは実質国有化などを経て、2004年以降はNTTデータと日本IBMによるマルチアウトソーシング体制に切り替えており、現在は主にNTTデータが勘定系システムを、日本IBMが信託システムをそれぞれ担当している。りそなHDはNTTデータともシステム会社のNTTデータソフィアに共同出資しており、出資比率はNTTデータが85%、りそなHDが15%だ。りそなHDは「今後NTTデータともデジタル化の推進で連携を強化していきたい」(コーポレートコミュニケーション部)としている。