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 米IBMは2020年8月17日(現地時間)、新しいプロセッサー「POWER10」を発表した。同社初の7nm世代製品である。現行の「POWER9」は14nm世代だった。POWER9に比べて演算処理性能を高めつつ、消費電力を削減し、電力効率(1W当たりの演算処理性能)をコア水準比で約2.6倍、ソケット水準比で約3倍に向上させた。加えて、セキュリティー機能やAI(人工知能)の推論処理性能を高めた。POWER10は韓国Samsung Electronicsが製造し、同プロセッサーを搭載したシステムは21年後半に発売される予定である。詳細については、プロセッサーに関する国際会議「Hot Chips 32」(2020年8月16~18日、オンライン開催)で発表する。

ソケットに入った「POWER10」
ソケットに入った「POWER10」
(出所:IBM)
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POWERプロセッサーの歴史
POWERプロセッサーの歴史
(出所:IBM)
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 POWER10のチップサイズは602mm2で、トランジスタ数は180億。8スレッドSMT(Simultaneous Multithreading)の「SMT8コア」を最大15個搭載した。各コアは2MバイトのL2キャッシュを備える。チップのL3キャッシュは最大120Mバイトである。

POWER10のチップ概要
POWER10のチップ概要
(出所:IBM)
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