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 米VORAGO Technologiesは、放射線耐性の高いArm Cortex-MコアベースMCUの新製品「VA416XX」と「VA108X0」を発表した(ニュースリリース)。同社がこれまでに提供してきた同様なMCUはいずれもQFP封止だった。今回の新製品はどちらも12mm角196ボールのBGAパッケージに封止したことで小型化を図り、ボード上の実装面積の縮小に寄与するとしている。

新製品の「VA416XX」
新製品の「VA416XX」
VORAGOのイメージ
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 新製品のVA416XXはArm Cortex-M4F、VA108X0はArm Cortex-M0ベースのMCUである。どちらの製品にも、同社の耐放射線技術「HARDSIL」が適用されており、TID(Total Ionizing Dose)効果耐量は最大300krad(Si)、SER(Soft Error Rate)は1e-15エラー/ビット-日以下、シングル・イベント・ラッチアップは最大110MeV-cm2/mgまで発生しない、としている。

 VA416XXに集積されたCortex-M4Fは最大100MHzで動作する。さらに、このMCUには最大64Kバイトのデータ用SRAM、最大256Kバイトのプログラム用SRAM、最大256Kバイトの不揮発性メモリー、12ビットA-D変換器、12ビットD-A変換器、さらにUART、I2C、SPI、SpaceWire、CAN 2.0B、10/100BASE-T Ethernet MACといった外部インターフェース回路などが集積される。GPIOは104本。電源電圧は3.3±0.33Vで、オンチップでLDOレギュレーターを備える。動作温度範囲は-55~+125℃である。

 VA108X0に集積されたCortex-M0は最大50MHzで動作する。このMCUには32Kバイトのデータ用SRAM、128Kバイトのプログラム用SRAMが集積される。オプションで不揮発性メモリーも集積可能。さらに、UART、I2C、SPIといった外部インターフェース回路も備える。電源電圧は内部コアが1.5V、外部I/Oが3.3V。動作温度範囲は-55~+125℃である。

 どちらの製品に対しても開発ボードが用意されている。新製品の提供開始時期や価格などは未公表。