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 メディカロイドは、手術支援ロボットシステム「hinotori サージカルロボットシステム」の製造販売承認を取得したと発表した。国産としては初となり、まずは日本市場で泌尿器科を対象に早期の市場導入を目指す。

手術支援ロボットシステム「hinotori サージカルロボットシステム」
手術支援ロボットシステム「hinotori サージカルロボットシステム」
(出所:メディカロイド)
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 メディカロイドは、国産の手術支援ロボットへの期待に応えるため、2013年に産業用ロボットを手掛ける川崎重工業と、医療分野にネットワークを持つシスメックスとの共同出資によって設立された。2015年度からは「人とロボットの共存」をコンセプトに、医療用ロボットの開発を推進してきた。

 hinotoriは、(1)「オペレーションユニット」、(2)「サージョンコックピット」、(3)「ビジョンユニット」の3ユニットで構成される。手術を実施する(1)オペレーションユニットのアームは、ヒトの腕に近いコンパクトな設計で、アーム同士やアームと助手医師との干渉を低減し、より円滑な手術の実現が期待される。

 (2)サージョンコックピットは人間工学的な手法で設計しており、執刀医の姿勢に合わせることができる。執刀医の負担を軽減し、ストレスフリーな手術を支援する。(3)ビジョンユニットは、サージョンコックピットに高精細な内視鏡画像を3Dで映し出すとともに、執刀医と助手医師との円滑なコミュニケーションをサポートする。

 hinotoriの名称は、日本を代表する漫画家で医師免許を持つ手塚治虫氏の「火の鳥」より採用した。メディカロイドが目指すロボットは「人の代わりとなる」のではなく「人に仕え、人を支える」という考え方に、手塚プロダクションが賛同したことで実現した。