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 中国ZTEは2020年8月18日、屋内(インドア)で5Gを使う環境に向けた同社の戦略とソリューションを解説する白書「5G Indoor White Paper」を発行、その概要を公開した(ZTEのニュースリリースPDF形式のダウンロードファイル)。

出所:ZTE
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 同白書では、屋内5Gネットワーク構築時の観点として、効率よく運用管理でき、さまざまな厳しい要求にも対応可能な、柔軟性の高いネットワークインフラ整備に重点を置くべきだとしている。求められるカバレッジやネットワーク要件、多様なシナリオに対応するために、さらに進化し最適化された屋内向け5Gソリューションが必要になるとしている。

5G屋内サービスに求められる多様なネットワーク性能
5G屋内サービスに求められる多様なネットワーク性能
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 まず、屋外で使用されている信号を屋内に適用する際には、屋内カバレッジ用に機能強化したスモールセルなど、革新的な5G技術が必要となる。同白書ではその一例として、高層ビルに向けた3次元カバレッジソリューションを紹介している。

3次元カバレッジソリューション
3次元カバレッジソリューション
出所:ZTE
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 次に、基地局の電波を多数のアンテナに分散することで、安定した屋内カバレッジを提供するDAS(Distributed Antenna System、分散アンテナシステム)についても、マルチチャネルジョイントDAS技術がその改善に役立つとしている。

マルチチャネルジョイントDAS
マルチチャネルジョイントDAS
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 また、屋内ネットワーク分配ソリューションを強化することで、ネットワーク性能改善に加えてサービス展開コストも低減が狙える。運用管理も効率化し、オープンサービスとしての機能も向上する。より効率的なネットワーク構築を可能にするとしている。

 このほか同白書では、屋外用と屋内用のネットワーク協調により、ネットワーク性能を効果的に改善させることができるとしている。将来の5G屋内ネットワーク向け技術として、各種5G端末に向けた個別サポートの強化、各種の周波数帯や通信方式を利用可能なヘテロジニアスネットワーク対応などを挙げている。

 ZTEは、自社のスモールセル「QCell」が世界で200万セット超、5G向けには35万セットが稼働していることにも触れ、今後も各業界と連携して、屋内環境のデジタル化と5Gアプリケーションの導入を推進していくとしている。