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 ドイツMahle(マーレ)は2020年8月19日、燃料電池車向けに二つのモジュール式エアフィルターを開発したと発表した。モジュール化したことで自動車メーカーがモデルごとに個別に設計する必要がなくなり、開発時間とコストを削減できるとする。セル出力が25~50kW向けと80~120kW向けの二つを用意する。

(写真:Mahle)
(写真:Mahle)
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 燃料電池用エアフィルターは燃料電池に送る空気中の有害ガスや微粒子を減らし、触媒に使われているプラチナ等の高価な触媒を保護する部品。これにより車両の耐用年数中にプラチナ触媒を交換する必要がなくなり、プラチナの使用量自体も少なくて済むため、燃料電池車の製造コストを抑えられる。

 このエアフィルターは、効果的なろ材を使ったいくつかの層から成り、不要な粒子を99.9%ブロックできるという。分子層はアンモニアが入るのを防ぎ、活性炭層が不要な炭化水素を吸収し、追加の含侵活性炭層で二酸化硫黄(SO2)、硫化水素(H2S)、窒素酸化物(NOx)がセルに到達するのを防ぐ。

 同社は部品を販売するだけでなく、熱や空気の管理、パワーエレクトロニクス、ろ過技術などに関して、自動車メーカーの燃料電池車の開発をサポートする。開発には、システムコストの低減にも焦点をあてている。今後もモジュール式アプローチで燃料電池向けの部品ラインアップの拡充を図るという。