システムズナカシマ(岡山市)は、Web上の展示会を簡単な操作で構築できるCMS(Contents Management System)「WEB EXPO Master」を開発した。プライベート展示会を構築できる機能を2020年10月1日から提供し、その後、複数社が参加する大規模な展示会も構築できるようにする予定。システムの提供開始に先立ち同社は、自社製品を紹介するサンプルサイト「システムズナカシマWEB EXPO 2020」をホームページ上で開催している()。

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図:サンプルとして公開しているWeb展示会の入り口(上)と展示ブース(下)
図:サンプルとして公開しているWeb展示会の入り口(上)と展示ブース(下)
(出所:システムズナカシマ)
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 Web展示会を構築する手順は以下の通り。まず、サービスの申し込みと同時に展示会のURLを設定し、ブース数を決める。次に、用意されたパターンの中からブースのデザインとレイアウトを選び、出展したい製品の情報や写真、カタログ、紹介動画などを管理者画面で登録していく。その後プレビューで確認し、問題がなければ公開する。ブースのレイアウトや出展内容は、いつでも変更できる。

 Web展示会は一般的なWebサイトでの製品紹介と異なり、同一の画面上で複数の製品を紹介できる。このため、ページ遷移などによる来場者の離脱を防げるという。チャットボットツールと連携すれば、リアルタイムな接客が可能。さらに「Zoom」「Microsoft Teams」などのWeb会議システムを利用すればリアルタイムでの商談や製品デモも可能になる。来場者の行動はログとして蓄積されるので、製品に興味を持った来場者を特定し、効率的にフォローできるとしている。

 利用料は、1ブース当たり月額1万円(税別)。別途、初期費用が5万円(同)かかる。ブースに登録したデータはメンテナンス用に同社のサーバーで保管される。ユーザーは自社用にダウンロードでき、この場合は月額利用料がかからないが、メンテナンスはできなくなる。

 新型コロナウイルスの影響でほとんどの展示会が中止になり、同社でも商談の機会が大幅に減っているという。そこで同社は、展示会への出展経験やCAD・CMSの開発技術を生かして、WEB EXPO Masterを開発した。初年度は1000ユーザーとの契約を目指し、さまざまな業種・業界に拡販する。