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 米NVIDIA(エヌビディア)は2020年9月1日(現地時間)、オンラインイベントを開催し、GPUボード「GeForce」シリーズの新製品「GeForce RTX 30」シリーズを発表した。同社GPUの最新アーキテクチャー「Ampere」を採用。「Turing」アーキテクチャーの従来品に比べて、総合的な性能を約2倍に向上させたという。電力効率に関しては、約1.9倍に高めたとする。Ampereアーキテクチャーは、NVIDIAが2020年5月に発表したもので、サーバーやエッジコンピューターに向けたGPU「A100」に採用済み。今回、パソコン用のGeForceシリーズにもAmpereを適用した。

オンラインイベントでRTX 3080をアピールするNVIDIAの創業者で、President and CEOのJensen Huang氏
オンラインイベントでRTX 3080をアピールするNVIDIAの創業者で、President and CEOのJensen Huang氏
(出所:イベントの公式動画をキャプチャーしたもの)
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 GeForce RTX 30シリーズは、汎用の演算コア「CUDA Core」と光の伝搬をシミュレートして高画質画像を作り出す描画機能レイトレーシング向けの演算コア「RT Core」、ディープラーニングに向けた演算コア「Tensor Core」の3種を搭載する。それぞれのコアはNVIDIAの最新世代で、従来世代に比べていずれも2倍前後の演算処理性能を備える。製造は韓国Samsung Electronicsで、8nm世代のNVIDIAのカスタムプロセスで製造したという。なお、製品名にある「RTX」はレイトレーシングへの対応を意味する。

 GeForce RTX 30シリーズのラインアップは「GeForce RTX 3090」「GeForce RTX 3080」「GeForce RTX 3070」の3機種。ハイエンド品のRTX 3090は8K(7680×4320画素)、HDR映像対応の「世界初のゲーミングGPU」(同社)とアピールした。容量24GバイトのGDDR 6Xメモリーを搭載する。8K映像の出力が可能な「HDMI 2.1」を備える。映像符号化方式(動画コーデック)「AV1(AOMedia Video 1)」をサポート。AV1対応によって、インターネットで配信される8Kの動画コンテンツを視聴できるとする。

8K対応のRTX 3090
8K対応のRTX 3090
(出所:イベントの公式動画をキャプチャーしたもの)
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 価格は、RTX 3090が1499米ドルから、RTX 3080が699米ドルから、RTX 3070が499米ドルからとなる。それぞれ20年9月24日、9月17日、10月に発売する。