デル・テクノロジーズは2020年9月2日、ニューノーマル時代におけるクライアント仮想化をテーマに、オンラインセミナー形式で最新事例を紹介した。

ハイパーコンバージド、AMD製CPU、仮想GPUがトレンド

 デルはクライアント仮想化について「VDI(仮想デスクトップ)」と「RDSH(リモートデスクトップセッションホスト)」方式を比較。1つの仮想マシンを占有できるVDIのほうが、利便性やセキュリティーの面で優位性があるとした。

クライアント仮想化の2つの方式
クライアント仮想化の2つの方式
(出所:デル・テクノロジーズ、以下同じ)
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VDIを推奨
VDIを推奨
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 VDIの活用事例としては、職員数305人の病院で電子カルテへのアクセスにVDIを導入し、院内と在宅医療でタブレットを活用している例を紹介。「大規模IT環境ではなくとも、VDIを活用いただける事例だ」(デル・テクノロジーズ データセンター・コンピュート&ソリューションズ事業統括製品本部シニアプロダクトマネージャーの岡野家和氏)とした。

電子カルテにVDIを導入した事例
電子カルテにVDIを導入した事例
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 技術トレンドとしては、HCI(ハイパーコンバージドインフラストラクチャー)の事例が増えており、国内のある自治体ではユーザー数2500人、2000セッションが同時接続する要件において、VDI基盤に「Dell EMC VxRail」が採用された。

 プロセッサーのトレンドでは第2世代のAMD EPYCなどAMD製プロセッサーを挙げた。コア数が多いことからソケット単位のライセンス体系ではコスト面で有利とする。「国内屈指のSIer」では、全社員2431人向けのVDI基盤で第1世代AMD EPYCの採用実績があるという。

 仮想GPUの活用領域も広がっている。これまでのワークステーション仮想化用途とは異なり、マルチメディアワーカーやパワーユーザーがNVIDIAによるGRID仮想PC(vPC)やGRID仮想アプリ(vApps)の需要が増えているとした。

 VDIを構成するクライアントやサーバーなどは保守サポートのたらい回しがなく、価格交渉もしやすいことから、「同一ベンダーでそろえるのが理想。デルならすべてを一社調達で提供できる」(岡野氏)とアピールした。

デルならVDIコンポーネントの一社調達が可能とする
デルならVDIコンポーネントの一社調達が可能とする
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