スマートフォンのAR・位置情報ゲーム「Pokémon GO(ポケモンGO)」で知られる米Niantic(ナイアンティック)が、業界団体「Niantic Planet-Scale AR Alliance (ナイアンティック プラネットスケールARアライアンス)」を発足させた。ソフトバンクや米Verizonといった世界の通信事業者が最初のメンバーとして参画。同団体では、5G(第5世代移動通信システム)を利用したAR体験のありかたを定義し、推進することを目的にする。

 Nianticが持つ、複数人で同時に同じARを体験できる技術や仮想オブジェクトを現実世界により自然に重畳させる技術などを5Gと組み合わせる。これにより、5Gの可能性を実証するAR体験を構築していく考え。アライアンスの最初のメンバーとして、前述のソフトバンクやVerizonのほか、ドイツDeutsche Telekom、英EE、フィリピンGlobe Telecom、韓国SK Telecom、フランスOrange、カナダTELUSが名を連ねる。なお、国内の通信事業者でARに積極的なKDDIの名はアライアンス発表時にはなかった。

「Niantic Planet-Scale AR Alliance」のメンバー企業
「Niantic Planet-Scale AR Alliance」のメンバー企業
(出所:Niantic)
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 この目標達成のために、アライアンスでは今後、通信事業者以外の幅広い分野の企業の参画を促していく。既にハードウエア分野では別途、NianticはARグラスの参照ハードウエアやソフトウエア、クラウドなどの設計で米Qualcomm Technologiesと既に協力関係にある。Qualcommは5G通信用の半導体を手掛けている上、自らXR(ARやVR、MRの総称)普及に向けた枠組み「Qualcomm XR Optimized Certification Program」を運営していることから、アライアンスに今後参画する可能性が高そうだ。