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 米国の電気自動車(EV)ベンチャーであるLucid Motors(ルーシッド・モーターズ)は2020年9月2日、独自開発した電動パワートレーンの詳細を発表した。9月9日に披露する高級EVセダン「Lucid Air」の量産モデルに搭載するこの電動パワートレーンは、デュアルモーターで4輪駆動となる。

(写真:Lucid Motors)
(写真:Lucid Motors)
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 同社は、コンピューター・シミュレーションを駆使して、EVの性能と効率を最適化する開発を進めてきた。実際のテスト結果は、コンピューターモデルのシミュレーションによる予測と厳密に一致したという。

 例えば、超高効率モーターは、変速機やデファレンシャルと統合され、さらに高電圧SiC-MOSFETインバーターと組み合わされたモジュールとして開発された。モーターには革新的な冷却システムを採用し、損失を最小限に抑えて効率を向上させた(関連記事)。また、新しい巻き線技術を導入したことで、出力を最大化しつつ損失を削減することができたという。

(写真:Lucid Motors)
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 駆動ユニットは、出力が485kW(650hp)、モーター回転数が2万rpmに達する。このユニットの質量は74kgで、大きさは機内持ち込み用バッグに収まるほど小型だという。システム全体の出力は最大805kW(1080hp)、停止状態から4分の1マイル(約400m)を9.9秒で走行でき、「世界最速の量産セダン」になるという。