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 米Qualcomm(クアルコム)PresidentのCristiano R. Amon氏は、ドイツ・ベルリンで開催された国際イベント「IFA 2020」(9月3~5日)で基調講演を行った。同氏はその中で、米Qualcomm Technologiesが開発する5Gスマートフォン向けSoCの新シリーズやWindows PC向けのマイクロプロセッサー(MPU)の新製品を紹介した。また、IFAの直前にQualcomm Technologiesがゲーム機能を強化したスマートフォン向けSoCの新製品を発表している。

Cristiano R. Amon氏が基調講演中に、Snapdragon 4シリーズに5G対応品を追加することを表明
Cristiano R. Amon氏が基調講演中に、Snapdragon 4シリーズに5G対応品を追加することを表明
IFA基調講演のビデオからキャプチャー
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 Qualcomm Technologiesはこれまでに5Gスマートフォン向けSoCを7製品発表している。上位品から、Snapdragon 8シリーズで3製品(865plus/865/855)、同7シリーズで3製品(768G/765/765G)、同6シリーズで1製品(690)である*1、*2、*3、*4。今回Amon氏は、これらより下位のSnapdragon 4シリーズにも5G対応製品を用意することを明らかにした(ニュースリリース1)。

 同氏によれば、5Gインフラは35以上の国や地域で80以上の通信事業者が整備しており、メインストリームのスマートフォン向けのSnapdragon 4シリーズにも5G対応品を投入するとした。Snapdragon 4シリーズの5G対応品の詳細は今後発表されるが、搭載した端末は2021年第1四半期に市場投入される見込みとのことだった。なお今回、米Motorolaと中国OPPO、中国・小米科技(シャオミ)の3社が、Snapdragon 4シリーズの5G対応品を搭載した端末を発売することが明らからになった。