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 川田テクノロジーズとオリィ研究所は2020年9月8日、双腕ロボットと分身ロボットがコーヒーをいれるデモンストレーションを報道陣に公開した。外出困難な難病患者が遠隔地から2つのロボットを操作し、客からの相談に応じながらコーヒーをいれる。今年度内にも実際にカフェでの稼働を計画している。

双腕ロボットと分身ロボットを組み合わせてコーヒーをいれるシステム
双腕ロボットと分身ロボットを組み合わせてコーヒーをいれるシステム
(撮影:日経クロステック)
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 川田テクノロジーズの産業向け双腕ロボット「NEXTAGE」に、オリィ研究所の分身ロボット「OriHime」を組み合わせたシステムを開発した。NEXTAGEは2本の腕を動かして、ものを持ち運んだりボタンを押したりできる。OriHimeは高さ23センチメートル、重さ660グラムと小型だが、カメラやマイク、スピーカーを埋め込んである。パソコンやスマートフォンの専用アプリを使って遠隔地から操作し、遠隔地の人があたかもその場にいるような「分身」として振る舞う。

 デモンストレーションでは外出困難な難病患者の操作者2人が遠隔地から2台のOriHimeを操作し、客と会話しながら客の好みのコーヒーとチョコレートを選択して、NEXTAGEを操作してコーヒーをいれた。操作者は自宅のパソコンなどからWebブラウザー経由でOriHimeとNEXTAGEを操作する。

 今年度内にも実際のカフェで、NEXTAGEとOriHimeを使って難病患者が遠隔地からコーヒーをいれたり接客したりできるようにする計画だ。