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 ソフトバンクグループは、同社子会社であるSoftBank Group Capital(SBGC)とソフトバンク・ビジョン・ファンドが保有する英Armの全株式を米NVIDIA(エヌビディア)に売却する。2020年9月13日(米国時間)、SBGCとソフトバンク・ビジョン・ファンド、そしてNVIDIAの間で、最大400億米ドル(約4兆2000億円)と評価した取引で売却する契約の締結に至ったという。ソフトバンクグループは、2016年9月に310億米ドルでArmを買収し、傘下に収めていた。英国や中国、EU、米国など、必要な規制当局の承認などを経るため、今回の取引を完了するまでに約18カ月を要するとみている。

出所:NVIDIA
出所:NVIDIA

 ソフトバンクグループによれば、当初計画していたArm単独での再上場とNVIDIAへの売却を検討。その結果、後者の方がArmの潜在的な可能性を引き出し、株主価値の向上につながると判断したとする。

 今回の取引に合わせて、NVIDIAとArmはライセンス契約を締結。Armは、同ライセンス契約に基づき、「IPG(IP Products Group:半導体IPグループ)事業」のArm製品やサービス、ツールなどのライセンスをNVIDIAに付与する。

 400億米ドルのうち、契約時にArmに対して20億米ドルが現金で支払われる。クロージング時にSBGCとソフトバンク・ビジョン・ファンドに対して100億米ドルが現金で、215億米ドルがNVIDIAの普通株式で支払われる。今回の最終契約で規定された一定の財務指標をArmが達成することを条件に、「アーンアウト」として最大50億米ドルが、SBGCとソフトバンク・ビジョン・ファンドに対して支払われるという。