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 リコー発のスタートアップであるベクノスは、ペン型全天球カメラ「IQUI(イクイ)」を2020年10月1日に日本など6カ国で発売する。画像の編集やSNS(交流サイト)への投稿が手軽にできる点を訴求し、主に20~30歳代の女性に売り込む。

ベクノスの新型全天球カメラ「IQUI」(出所:ベクノス)
ベクノスの新型全天球カメラ「IQUI」(出所:ベクノス)
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 ベクノスは、リコーの全天球カメラ「THETA(シータ)」の事業立ち上げメンバーが中心となって2019年8月に発足した企業。最高経営責任者(CEO)は、THETAのプロジェクトリーダーを務めた生方秀直氏である。

 生方氏はIQUIのコンセプトについて「生活の中で自然になじむ形として、コンパクトなペン型を選んだ」と説明した。本体のボタンは、電源/シャッター/撮影モード切り替えの3つに絞った。光学系は、側面3つ、天面1つ、計4つのレンズから成る新設計のものだ。THETAでは2つの魚眼レンズで集光していたが、より小型化するために新しい光学系を採用した。ただし、レンズ構成、および撮像素子の種類やサイズ、有効画素数など光学系の主な仕様は非公開としている。

光学系は、側面3つ、天面1つ、計4つのレンズから成る(出所:ベクノス)
光学系は、側面3つ、天面1つ、計4つのレンズから成る(出所:ベクノス)
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アプリとの連携を訴求

 IQUIでは、スマートフォンアプリ「IQUISPIN」との連携で撮影した画像の編集やSNSへの投稿を手軽にできる点を訴求する。IQUIはスマホとBluetooth接続が可能で、IQUIで撮影した画像を自動で転送できる。アプリでは、全天球写真に対応したフィルターやスタンプで加工を施し、全体を見渡すように動きを付け短時間の動画(ショート動画)を出力できる(ファイル形式はmp4)。フィルターやスタンプなどによる加工も可能。他社の全天球カメラで撮影した画像も編集できる。

IQUIで撮影しアプリで作成した動画サンプルのキャプチャー(出所:ベクノス)
IQUIで撮影しアプリで作成した動画サンプルのキャプチャー(出所:ベクノス)
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アプリでは、全天球写真の加工や短時間動画の作成、SNSへの投稿などが手軽にできる(日経クロステックが撮影)
アプリでは、全天球写真の加工や短時間動画の作成、SNSへの投稿などが手軽にできる(日経クロステックが撮影)
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 本体は、容量14.4Gバイトのメモリーを内蔵し、約1500枚の静止画を保存できる。放電容量が720mAhのリチウムイオン電池を搭載し、静止画なら約100枚、動画なら約30分の撮影が可能である。アプリで作成した静止画の解像度は5760×2880画素、動画の解像度は3840×1920画素(フレームレートは30フレーム/秒、ビットレートは45Mビット/秒)となっている。

 本体の価格は2万9800円(税別)。日本、中国、米国、英国、ドイツ、フランスの6カ国で販売を開始する。