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 米Amazon.com(アマゾン・ドット・コム)は2020年9月24日(現地時間)、オンラインの新製品発表会を開催し、クラウド型のゲーム配信サービス「Amazon Luna」を開始すると明らかにした。米国在住者に対して、招待制の早期限定アクセスの受け付けを始めた。「Luna+」と呼ぶゲームチャンネルを通じてサービスを提供し、利用料は月額5.99米ドルである。Lunaはクラウドサービスの「Amazon Web Services(AWS)」上に構築した。加えて、音声対話機能「Alexa」に対応した、49.99米ドルの専用コントローラーも発表した。

「Amazon Luna」のイメージ
「Amazon Luna」のイメージ
(出所:Amazon)
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 同社はこれまで、ゲーム関連事業を強化してきた。例えば2014年にゲームプレイ中の動画をインターネット上で共有する「Twitch」の運営企業を買収している。自社のゲーム開発スタジオで独自のパソコン向けゲームも手掛けている。そのため、クラウドゲームのような、ゲームプラットフォーマーとしてゲーム事業に参入するのではないかと以前からうわさされてきた。それが現実になったかたちである。

 クラウドゲームでは、データセンターのサーバーでゲームの演算処理を行い、その結果を映像としてクライアント機器に伝送する。ゲーム機のような専用ハードウエアを用意しなくても、データセンター側(サーバー)に処理性能が高いCPUやGPU、高速な通信インフラが整っていれば、テレビやタブレット端末、スマートフォンなどの一般的な機器でも、ゲーム専用機並みのゲームをプレイできるのが特徴である。AmazonのLunaも、「Fire TV」やWindowsパソコン、Macのほか、iPhoneやiPad、Android端末で利用可能になるという。

 無線接続の専用コントローラー「Luna Controller」も用意した。クラウドゲームは、ネットワーク越しにゲームをプレイするため、手元にあるゲーム機に比べて遅延時間が長くなりやすいという課題がある。そこで、「Cloud Direct」と呼ぶ技術を導入し、遅延時間を短縮した。

専用コントローラー「Luna Controller」
専用コントローラー「Luna Controller」
(出所:Amazon)
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 クラウドゲームではフランスの大手ゲーム企業Ubisoft(ユービーアイソフト)と協業する。Luna+とは別に、同社のゲームをプレイできる専用チャンネルを設ける。

 Twitchとも連携する。例えば、Lunaのゲームに関するTwitch内の動画を視聴可能。TwitchからLunaのゲームをプレイすることもできるという。

「Luna Controller」の利用シーン
「Luna Controller」の利用シーン
(出所:Amazon)
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